新人荘司の和!発見!~19~
「これからの季節に羽織とコート」
なんだかこの頃は雲行きが怪しい日が多いですね。
これからの時期は雨や雪、そういった悪天候の日が増えてきます。
でも、そんな日着物を着なければいけない!着物を着たい!という方には雨用のコートをお勧めいたします!
撥水加工を施したコートが着物を雨や雪から守ります。
素材は化学繊維や絹など様々なものがあり、お好みの色柄を選ぶことができます。
どんよりとした雨の日こそ、あえて明るく華やかな色柄のコートを着て気分を上げるのもよいかもしれませんね!
コートと混同されやすいのが羽織です。
コートと羽織の違いは室内で着てよいかどうかになります。
コートは外で着るものですので、室内に入る前に脱ぎましょう。
羽織は洋服でいうとカーディガン感覚のものなので、室内でも着ることができます。
羽織もこれからの寒さをしのぐ重要なアイテムですね。
羽織やコートで冬のコーディネートを楽しんでいただきたいと思います。
羽織やコートは実質的に寒さや風雨を防ぐのと、大事な着物を汚れから守る役割もあります。ただ、折角きるのであれば実用性だけでは無く、おしゃれでもありたいですよね。
上物には色んな楽しみ方がありますが、表の色柄は勿論ですが裏物も楽しみ所。特に羽裏のおしゃれは和服の醍醐味でもあります。季節に因んだ柄や好きな動植物の柄、選ぶのが本当に楽しみですよ。
また、コートに至っては襟型が拘りのポイントになる事もありますか。一口にコートと言っても襟の形や全体のデザインも様々です。
最も代表的なのは道行コートの道行衿。
衿型が角ばっていてかっちりとした印象があります。衿元のが広く空いています。スナップを使って留めるタイプです。1と2は全体の形は一緒ですが、衿の角の取り方等に特徴があります。
こちらは道行コートの中でも都衿と呼ばれる衿の形になっています。全体に道行衿に比べると少し丸味を帯びた形状になります。
こちらは都衿の変形型です。全体に少し丸味を帯びていますが胸元の部分が少し太身になっています。
此方はきざみ衿(アップル衿)と呼ばれる、ちょっとだけ可愛らしい形の衿です。
千代田衿。此方になると、衿の形が道行衿とは大分違って来て、着物の衿に多少沿う様な丸味を帯びた形です。
着物姿の衿元に沿ってシャープに見える着物衿です。広衿ですので着物を着るのと同じ様に着ます。衿幅の調整が出来るのが特徴です。スナップではなくて、内側腰脇、外側腰脇の辺りで紐を結んで
バチ衿の着物衿です。三味線のバチの形からこの呼び名が来ています。
こちらは道中着衿と呼ばれる形です。衿は基本的に広衿ですが、着物衿の様におる事無く、そのまま着ます。
さて、色々な種類のコートの衿型をご紹介しました。あなたはどんなコートが良いですか?
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