きものはじめことはじめ〜5
新人さんブログシリーズ
小いけには、しみ抜き工房が併設されています。呉服屋が、あつらえからしみ抜きまでを担うのは、あまり例のないことだそうです。
小いけの相関図 = 営業から外注部、和裁部、そして加工部。
お客様が着装したきもののお手入れを、細やかな姿勢で引き受ける加工部。
そんな加工部の元締め、しみ抜き職人の高橋さん。
仕事場に真摯に向き合い、いつもは多くは語らず、しかし大事な場面では、優しく大きく寄り添って、
まさに職人!といった佇まい(でも、お酒を飲むとちょっとかわいいw)。
わたしが着方教室に参加させていただくにあたり、タンスから引っ張り出してきた「なんじゃこりゃー」なシミだらけの着物も、すごく綺麗によみがえらせてくれました。
高橋さん、ありがとう!
そんなに汚れていないからと、風通しをしただけでよしとしたお着物も、実はその時には見えていない汚れがあって、年月を経てシミとなって出てきてしまうことがあるのだそう。
お手入れって大事ですね。
しまい込んだままのお着物も、時々風を通して、経年によって出てきた汚れがないか調べてあげる…。
せっかく気に入って誂えたお着物です。
手を、かけてあげることが足りないと、反省したカワノでした。
さてさて。
そんな高橋さん大活躍の、皆で作りあげた展示会場設営後の様子。
なんだかすごいコトになっています。
7月の催しは10日まで。
今回は特別な催事につき、入場券が必要となりますので、ご来場予約がまだのお客様はお気軽にお問い合わせくださいませ。