入社して、1年が経過しました。

気がついたら、1年。

あっっっという間に過ぎてしまった時間の流れが、なんだかちょっぴり惜しいような、複雑な心境のカワノです。

 

年を重ねると、それはそれはあっという間に時間が過ぎちゃうのよ、と。

息子を産んでお母さんになりたての頃、ベテランママから言われた事がありました。

だから今を大切にしなさい、と。

幼いわが子と一緒にいられるのは、本当に今だけだから…と。

 

 

はい、本当にそうでした！

過ぎてみれば、ふにゃふにゃの、ほわほわだった赤ちゃんが、気がつけばイッチョ前にスーツを着て成人式へ向かうまで、思えば20年という時間は長いようでいて、本当に短いものでした。

数年前に成人を迎えた息子の前撮り撮影のアルバムには、20年前と同じポーズで撮った、before×after写真をチョイスしました。

 

 

20年前の、当時成人を迎えた、赤い振袖姿のわたしに、黄色のトレーナーを着て抱かれていた息子が、20年後、今度は黄色の羽織袴に姿を変えて、同じように赤い振袖を着た母（！）の膝の上に乗る（！）という写真ｗｗｗ。

 

爆笑と号泣の中で撮ったその写真は、母の大切な宝物になりました。

本当に、時の経つのは長いようでいて、短い。

どうしてなんだろう、と調べてみたら、それは脳科学的に証明されていて、それを掻い摘んで説明すると、毎日の生活を、同じように繰り返していると、記憶する処理が単調になってしまうため、その処理に要する時間と比例して、時間の感じ方が短くなってしまう、というようなもの。

よくわかりませんが…、つまりは脳に刺激的な出来事については、時間の流れがゆっくりと感じる、ということ。

 

 

子どもの頃や若い時分、流れていた時間は、新しい出来事や意欲的な衝動をもってする行動が、常に脳に刺激を与えていたために長く感じられたもの、だったんですね。

成人式後に開かれた同級会に出席する際、とてもドキドキしていたことを思いだし、それもきっと、卒業後初めての同級会だったから、なのかも！と納得できました。

 

 

だって今年になって開かれた同級会では、まったくドキドキしませんでしたからｗ

それこそ。

振袖準備のご相談にいらっしゃるお母さまとお嬢様にとって、一生に一度の成人式は、準備から式当日までのその期間、きっと新しい出来事の連続になるのでしょう。

 

はじめて袖を通す着物。

着物に合わせた髪型とメイク。

前撮り撮影、家族写真…。

あわただしく過ぎた準備の期間、あれやこれやと悩んだことも、式当日の晴れやかな振袖姿に全てを変えて、とても美しい思い出の日となる。

 

やっぱり！成人式って素敵だわ～。

季節は春です。

新社会人となる皆さまには、これから始める新しい生活、そのものが新鮮で刺激的なものになるのでしょう。

誰にでも、分け隔てなく与えられた時間が、より充実したものになりますように。

あっという間、で終わらせてしまうことがありませんように。

毎日繰り返される日常の中で、ちょっとしたスパイスを…。

あっという間に過ぎてしまったこの1年を惜しみつつ、皆さまにはゆっくりと、ゆったりとした時間を過ごしていただく、そのお手伝いができればいいな…と、そんな事を思うカワノでした。

 

只今、「春の振袖展」開催中！　

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