〜今日これ〜 今日は着物で出掛けよう5
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ストライプの博多紗献上の帯を白地に雪和柄の小千谷縮に合わせて。
汗ばむこの季節は、張りのある麻織物が肌にくっつかなくて通気性が良く、風を通し 、触れるとヒヤッとした感触を残してくれます。キチンと畳んで寝押しすれば、自分で洗えるのでとても便利です。
着物の柄になっている「雪輪」ですが、古くから日本に伝わる柄ですが、雪の結晶をモチーフにしていると言われています。確かに雪の粒の形をしていますが、実は、それだけでは無く、特に雪国に於いては、雪深い場所を歩く為に使われる、木製のかんじきの事を、「雪輪」と言い、深い雪の上でも履いていると足が沈まない事から、御守りの意味で玄関に飾る風習が有るそうです。雪の結晶のデザインとしての雪輪と、御守りの意味での雪輪と両方が伝わっている様です。