キモノ小町7回「紬の魅力②」

2018年09月21日（金）

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紬って産地によって様々で奥深いんですね。

キモノ小町第7回『紬の魅力②』

みなさんこんにちは、佐藤です♪

きもの好きなら外せない“紬”。実は知らないことも多いのでは？

前回に引き続き今回も紬の魅力をお伝えします。

紬は、産地によって特徴があり歴史もさまざまでとても奥が深い着物です。

その中でも日本三大紬に含まれる『大島紬』『結城紬』はネームバリューもあり、1度は手に取る紬と言えるでしょう。ということで、今回は三大紬の中の『大島紬』と『結城紬』についてお話しようと思います♪

【大島紬】

紬と名前は付いていますが、技術の移り変わりにより現在では生糸で織られています。最大の特徴は「泥染め」という技法です。島に自生するテーチ木の色素で糸を染め、鉄分の多い泥に浸し、繰り返しもみ込むことで艶のある黒や茶が生まれます。藍大島や白大島も人気です。サラッとした肌触りや生地の軽さが特徴で、動いたときなどにシュッシュッという音がするので判別がつきやすいです。デザイン性もあり大島ファンが多いのも頷けます。

産地：鹿児島県奄美大島・鹿児島県鹿児島市周辺・宮崎県都城市など

【結城紬】

結城紬完成までの工程のうち「手紡ぎ」「絣括り」「地機織り」の３工程が、国重要無形文化財・ユネスコ無形文化遺産に登録されました。かつては、藍・茶・浅葱・鼠色が主流でしたが、近年は色使いが多彩になっています。「着心地が良く暖かい」のは、結城紬の特徴のひとつです。結城紬は洗えば洗うほど柔らかくなり着やすくなると昔から言われていて、風合いにも違いが出るとのこと。暖かいのが売りなので寒い地域の方にファンが多いです。

産地：茨城県結城市・栃木県小山市一帯