「単衣?袷?どう読むの?」
きもの「荘」辞典!~4~
着物の世界に入って最初に難しさを感じたのは着物の用語でした。
普段の生活ではあまり使わない漢字が多く使われており、読むことも出来なければ意味も分からない、という恐ろしい状態でした…。
現在は着物歴半年となり、読めなかったものも読めるようになり、意味も分かるようになりました!
とはいっても、未だに咄嗟のとき「単衣」のことを「たんい」と読んでしまうので、
まだまだ修行が足りませんね…お恥ずかしや…。
まずは「単衣」
先程も「単衣」のことを「たんい」と読んでしまうと書きましたが、「たんい」という読み方は間違いなのでした。
正しくは「ひとえ」と読みます。
単衣(ひとえ)とは裏地(※ここでは八掛のことをさします。)が付いていない、六月と九月に着る着物のことをさします。
裏地が付いていませんので、袷(あわせ)の着物よりも比較的涼しく着ることの出来る着物です。
本来の着物のTPOに従うと単衣は六月と九月に着る着物なのですが、個人で楽しんで着る場合、その日の気候や体感温度に応じて六月と九月以外にも着ても良い、というような風潮になってきているようです。
しかし、正式な式典やお茶会などで着物を着る際は本来の着物のTPOを守って着用することをお勧め致します。
単衣といえば「袷」ですね。
「袷」は「あわせ」と読みます。
袷(あわせ)とは表地の裏に裏地(八掛)が付いている着物のことを指します。
袷(あわせ)は六~九月を除いた時期に着る着物となります。
「袷」も「単衣」も着物を仕立てる際に必要となります。
どの時期に着用したいかによってお仕立の方法が変わってきますので、覚えておいて損はないかと思います。
単衣と袷を分ける大事な要素、それは「八掛(はっかけ)」です。
八掛とは袷の着物の裾や袖口の裏に付けられる布のことを指します。
裾の裏に付けるので、裾回しや裾裏と呼ばれることもあります。
八掛は、着物の表地と調和の取れた同系色を選ぶのが一般的ですが、趣味のものなどは、おしゃれ感覚で色遊びをするのも楽しいかと思います。
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来月の納めの市も日が近くなってきました!
開催日は…
酒田展示会は12月1~4日(金~月)
鶴岡展示会は12月7~11日(木~月)
と、なっております。
いつどうやって着ようかなぁ~なんて想像を膨らませてみると、新たな出会いがあるかも…!?
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鶴岡店 0235-22-3215
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