鶴岡銀座店0235-22-3215

酒田中町店0234-26-0085

寒いからどんぶくでも着なんさい

 

読了の目安時間:約 4分

着物はじめ事はじめ〜24〜

先日、グランドエルサンを会場に行われた着方教室発表会では、

皆さん思いおもいのお着物に身を包み、たくさんの笑顔の中で盛り上がりをみせました。

参加された皆さま、大変お疲れさまでした。

また、雨の中足をお運びくださった皆さま、本当にありがとうございました。

年に一度の発表会。

ステージの上で凛と立つみなさまの姿に、自装、他装ともにたくさん、たくさん練習を重ねてきた様子が見てとれて、なにやら心の中にじんわりと、こみ上げてくるものがありました。

超・感動!

涙あり、笑いあり…。

皆さまの着物愛あふれる、本当に素敵な会でしたね。

もうすでに、この次の髪型をこうしよう、とか、これにはもっとこんな小物をあわせてみよう…とか。

来年の発表会に向けてのお話もチラホラ聞こえてきています。

皆さまの着物愛はとどまることがなく、毎日本当に頭が下がります。

着物一枚で、こんなにも心が躍る。

すごく素敵な魔法です。

さてさて。

そんな発表会を終えた小いけ店内。

いつものように穏やかな空気が流れております。

そんな店内を散策中…。

こんなカワイイ!を見つけました。

本日の、小いけのカワイイ…「親子半纏」。

わたしの生まれた地域では、これをドンブグと言います。

「寒いがらどんぶぐでも着さいん。」

ちなみにお袖のないものはツンヌギ、です。

「ほれほれ、上さツンヌギでも着て!」

方言て面白い(ちなみに宮城の方言です)!

皆さまがお住まいのところでは、この半纏をなんと呼びますか?

ちょっと?前までは一家に一枚はあったであろう綿入りの半纏。

最近ではポリエステル綿の安価なものが主流ですが、少しだけずっしりとくる本綿の木綿の半纏は、羽織った瞬間から本当に暖かく、ぬくぬくとお家で寛ぐ時のザ・マストアイテムでした。

わたしも、どんぶぐを着て育ちましたので。

なんだかとても懐かしい気持ちになって、ほっこり心が温まります。

まだまだ足取りのおぼつかない、幼い子がこれ着てよちよち歩くと、

それはそれは!すごくすごーく可愛くみえてしまうので不思議です。

思春期に入りおしゃれに目覚めると、恥ずかしいという気持ちが先に立ち、なかなかこれを着て人目に出ることはなかったのですが…。

祖母がその時々の体形に合わせて用意するものですから、大人になって実家を出るまで、それはそれはありがたーく着ていました。

だって…なんたって暖かいんですもの。

ちなみに先月、新潟への小旅行中。

会長が半纏を羽織って舟下りに乗り込み、奥サンから「こんなところまで着てきて~」としかめっ面をされていたのは内緒の話。

だって…なんたって暖かいんですもの、ね。

着方教室発表会からの、12月の大きな催事に向けて、少しずつ準備を進めている小いけ店内で。

ほっこり心が温まる、そんなカワイイもの見ぃつけた!のお話でした。

 

 

新着情報

 

この記事に関連する記事一覧

ご来店予約はこちら
電話で予約
TOP