キモノ小町13「日本三大友禅」
友禅と言えば○○、○○、○○
キモノ小町 第13回『日本三大友禅』
みなさんこんにちは、佐藤です♪
今回は日本の三大友禅【京友禅】【東京友禅】【加賀友禅】にスポットをあててお話していこうと思います!
まず、友禅とは、布に模様を染める技法のひとつのことを言います。日本の最も代表的な染色法とされており、本来はでんぷん質(米製)の防染剤を用いる手書きの染色を友禅と呼ぶそうです。
友禅の名は、江戸時代の京の扇絵師だった宮崎友禅斎が由来とされています。
元禄の頃に人気のあった友禅斎が扇絵の画風を小袖の文様に応用して染色したのが友禅染で、多彩な色彩と「友禅模様」と呼ばれる曲線的で簡略化された動植物、器物、風景などの文様が特徴でした。考案者が絵師であったこともあって、当時は日本画の顔料として使われる青黛や艶紅などが彩色に使用されたそうですよ!
その後、絵画的な文様を染めるために文様の輪郭線に細く糊(糸目糊)を置き、隣り合う色同士がにじまないように工夫する技法が開発されました。そして、明治時代には広瀬治助が捺染の技法を用いた「型紙友禅」を考案し、今の友禅染に辿り着いたというわけです!
それではそれぞれの特徴を見ていきましょう♪
【京友禅】
京都で染められています。花鳥風月や山水などの自然の他に有職文様などの雅やかなデザインで、刺繍や、金、銀、箔、絞りの技術も加えた華やかな印象のものも多く存在します。工程は徹底した分業化を行っているのが特徴です。本友禅の場合完成までにたくさんの工程を必要とし、大変手間がかかるので現在では型染めが主流です。
【東京友禅】
東京で染められる友禅は江戸友禅とも呼ばれ、磯の松や釣り船、千鳥、葦などの写実的な風景が多いのが特徴です。色も、藍や茶、白など、あっさりとした色を用いています。糊で防染された白い部分を生かした糊の白上がりを取り入れていて、構図から下絵、糸目置き、色挿しのほとんどを1人で行っています。日本だけでなく海外でも人気があります。
【加賀友禅】
加賀の城下町、金沢を中心に染められる友禅は、「加賀五彩」といわれる、藍、臙脂、黄土、緑、紫を基調とした格調高い色調を好んで使用しています。また、草花や、鳥などの自然文様が写実的に描かれ、金や銀、箔や刺繍などによる加飾を行いません。東京友禅と同様に分業をしていないのが特徴です。
何れも、日本三大友禅と言われるのに相応しい技術で染められており、やはり実物を見ると良さが伝わってきます!見る機会があれば是非1度じっくりとご覧下さいね!
以上、佐藤がお送りしました♪
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