でんでん日誌1「はじめまして」
はじめまして。4月に入社いたしました、大滝奏(かなで)と申します。
今は外注部で研修をしています。
これから「でんでん日誌」というタイトルで、日々の中で学んだこと・気づいたこと・驚いたことなど、
あらゆることを発信していきますので、どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m
※「でんでん」というのは私が高校・大学の時に呼ばれていた愛称です!
それでは本題に入ります。
記念すべき第1回目のテーマは「なぐり」です!
いまの私の主な仕事は外注部でのなぐりで、この「なぐり」という作業はいわゆる“検品”のことです。
「難(なん)ぐり」という言葉からきており、難はシミや傷のことを指します。
お客様がご購入してくださった反物や帯などにシミやキズはないか、注意しながら一つひとつ確認しています。(写真1)
写真1 なぐりをしている私です
もしシミや傷を見つけた場合は、生地の端に印となる糸を付けます。
その後加工部やシミ抜き屋さんで綺麗にしてもらったり、場合によって問屋さんにお返ししてから新たに送ってもらったりします。
綺麗になって返ってきたものも、再びなぐりをして確認します。
そしてなぐりの際にやるべきことが2つあります。
1つは、表地の印をつける作業です。
なぐりをして芯から引き出した生地の表の端に、「こちらが表ですよ」という印の糸を付けます。
写真2 表地の印糸
写真2を見てみるとわかりますが、糸の両端が出ている面が表です。
商品によっては表と裏がわかりにくいものがあるので、この糸が大切な目印となります。
2つ目は、生地の尺を測る作業です。
反物一つひとつは長さが異なるため、手作業で測ります。
尺を測ることでお客様の寸法に合わせてきちんと仕立てることができるのか、どの程度の余裕ができるのか、などがわかります。
写真3 尺を測っている私です笑
物差しをずらして当てながら測っていきます。
指先がずれると正しく測れないので、
今はまだスピードよりも正確さに注意しています(`・ω・´)
ちなみに、小いけでは「曲尺(かねじゃく)」の長さを用いています。
曲尺とは、大工さんなどがものを測る時に使っている金属製のL型の指矩(さしがね)のことで、長さの単位でもあります。
1尺は約30.3センチです。
曲尺の他に鯨尺(くじらじゃく)というものもありますが、長さや単位についてはもう少し勉強してから後ほど詳しくブログに書きたいと思います!
(参考:デジタル大辞泉 https://kotobank.jp/word/曲尺-45948)
色味や柄、触り心地、産地ごと違いなどは、実際に反物に触れることで学べるものだと思います。
外注部での研修は3ヶ月間です。
この3ヶ月で、なぐりをしながら生地のことや採寸のことを少しずつ学んで頑張っていきます!
以上、大滝でした。
最後まで読んでいただきありがとうございます♪
今後もよろしくお願い致します。
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山形県鶴岡市酒田市の着物専門店小いけはこんなお店です!
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