「聞いた事はあるけれど、何の事だろう？」そんな疑問にお答えします。

こんにちは、大滝です！

でんでん日誌10回目です。

今回は着物の種類の一つ、「御召（おめし）」についての記事です( ´▽｀)

最近ようやくなんとなく、「この反物、御召かな…？」と少しずつ御召を判別できるようになってきました（笑）

◎御召とは…

徳川将軍の「御召物」から名が付けられたと言われており、貴人のための衣類である「御召料」から、また縮緬の一種としての「御召縮緬」が略されて、御召と呼ばれています。※諸説あり

左右に撚りの方向を変えた緯糸を2本おきの交互に打ち込んで織り上げ、その後温湯でもんで撚りを戻しシボを生じさせた先染め（糸を先に染めた）の織物です。

（きもの文化検定教本Ⅰ『きものの基本』より）

▲小花模様を織り出した御召

徳川の将軍様がお召しになっていたことが名前の由来だなんて、歴史好きの私としてはロマンを感じます(*'д'*)

御召の見た目は小紋よりもシャキッとしていて、紬よりもしなやかです。サラリとした着心地で上品なツヤと適度な張りがあり、動きやすいのが特徴としてあります。

種類は、無地に見えるほどの精緻な紋が入った縞御召、縞御召、風通御召（ふうつうおめし：特殊な二重構造で表と裏が反対色になる）といったものがあります！

そして御召の主な産地は、京都の西陣御召・山形の白鷹御召（しらたかおめし）・新潟の塩沢御召などです。

上記にあるように御召はサラサラとした感触で裾さばきが良いので、単衣（ひとえ）におすすめなんだそうです！単衣仕立てだと直接肌に生地が当たるので、御召はうってつけなんですね。

しかも目上の人へのあいさつ、パーティ、観劇、旅行にも着ていける優れものなので、単衣のものと袷のものとを何着か持っていると重宝するかもしれません！

9月に着る御召を今から探してみるのもアリだと思います｡ﾟ+.( °∀°)ﾟ+.ﾟ

記事を書いているうちに私も欲しくなってきました（笑）

それでは大滝でした。

いつもお読みいただきありがとうございます。

また次回もお楽しみに！