◎着崩れしても慌てない!振袖お直し術!
- 衿元が乱れてきたら…
上前の場合なら、右の脇側を軽く引くことで直すことが出来ます。
下前の場合は、左脇の下の穴(身八つ口)から左手を入れ、衿をつまんで引くことで直ります。
- 上前が下がってきたら…
上前が下がってきた場合、おはしょりの下に手を入れ、腰紐に下がった上前をはさめば直ります。
上前が下がってきてしまうと、踏んでつまずく原因になってしまいます。
下がってきたかなと感じたら、すぐに直しておきましょう。
- 胸元が浮いてきたら…
着ているうちに、胸元がだぶつき浮いてくることがあります。そのときは、指先で上前のたるみを左脇に集め、帯揚げの下に押し込めます。そして、おはしょりを少し下に引くことで、だぶつきを解消することができます。
- おはしょりがたるんだら…
おはしょりがたるんだら、両手の指先を帯の下の中央に差し込みます。左右になぞるようにたるみを脇のほうへ集めると、おはしょりが平らになり、すっきりと綺麗な印象になります。
おはしょりのたるみは意外と目立つもの…。
写真を撮る前などに軽く直すと良いかもしれません。
- お尻がだぶついてきたら…
お尻の部分のだぶつきは、両手でたるんだところをなで上げて、だぶついた部分をおはしょりの下の腰紐にはさみ込むことで綺麗に直すことが出来ます。
基本的な着崩れの直し方のポイントは押さえましたが、着崩れが一番心配なシーンは「お手洗い」ではないでしょうか?
お手洗いもポイントを押さえておけば、着崩れなく済ませることができます!
1.袂を挟み込む
振袖・長襦袢、の順に、上から一枚ずつめくっていき、袂を帯に挟み込みます。
ここで、クリップがあると大変便利です。洗濯ばさみでも大丈夫ですので、2つはもっておきましょう!
挟み込んだ部分をクリップで帯に固定しておけば、落ちてくることがなく安心です。
2.裾を挟み込む
次は、振袖・長襦袢・裾よけ、の順で裾をめくり上げ、クリップで帯に挟み込みます。
終わったら、裾と袂を元に戻し、帯締めとおはしょりの乱れを整えます。
3.トイレを出る前に最終チェック!
要注意なのが「帯のたれ」です。
めくれ上がってしまうことがあるので、後ろに手をまわし、「帯のたれ」が下向きになっているか確認しましょう!
また、手を洗うときは袖口を濡らさないように気をつけて!
このときもクリップで袂を帯に挟み込むと安心です。
着崩れの対処の仕方を覚えておけば、これから着物を着るときにも応用がききますね。
来年の夏、ゆかたを着る際にも役に立つかも?!