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きもの「荘」辞典!~2~

 

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「着物を着るには…」
着物の部位の名称は先週知ったけど、肝心の着物を着るには何が必要なの?ということで、今週は着物を着るために必要な小物について詳しくなっちゃいましょう!

 


帯板(おびいた)帯枕(おびまくら)です。

写真の奥側にあるものが帯板です。

帯板は、文字通り板状の形をしています。用途は、帯を締める時に胴回りにシワができないようにするために使います。帯の前側(体の正面)のところに挟むため、前板とも呼ばれます。素材はプラスチックや布製が主流となっています。

写真の手前左下にあるのが帯枕です。

帯枕は、帯のお太鼓部分の形を整えるための小物です。お太鼓の形や年代に合わせて大きさや型を選びます。

▲こちらは腰紐(こしひも)です。

着物を着崩れしないように形を整えたり、おはしょりを作るために結ぶ幅の狭い紐を腰紐といいます。

着付けの際に使用します。

 

▲こちらは伊達締め(だてじめ)です。

腰紐と混同されやすいですが、伊達締めの方が腰紐よりも幅広のものとなっています。

伊達締めは、女性が長襦袢や着物の前を合わせる際に使う小さめの帯、という感覚の小物です。

一般的に結びやすいように両端が柔らかいものを伊達締めといい、夏用の薄手の紗の織物もあります。

 


▲こちらは衿芯(えりしん)です。
衿芯は、衿の形が崩れないように、長襦袢の半襟に入れるものです。ナイロンなどで作られたものが一般的に多く使われています。

▲こちらは半襟(はんえり)です。

半襟は衿の汚れを防ぐために付けておく掛け衿のひとつです。襦袢の地衿に掛けます。半襟は装飾と汚れ防止を兼ねたものになります。

現在の半襟の形式になったのは江戸時代中期頃だといわれています。

明治から大正にかけて、女性の着物の色柄が地味だったため、その分半襟を華やかな友禅染や刺繍入りのものを好んで付けていたそうです。

現在でも、白以外に鮮やかな刺繍や色柄が入った半襟も使われています。

 

 

▲こちらは肌襦袢(はだじゅばん)裾よけ(すそよけ)です。

肌襦袢は、肌に直接着用するものです。肌の汚れや汗を取るために着用します。

汗を吸い、通気性のある木綿を使ったものが多く、またガーゼの肌襦袢もあります。

裾よけは、腰に巻きつけて使うものです。裾よけの多くが、足さばきのよい素材を使用し、裾さばきを良くする事と長襦袢の汚れを防ぐために用いられます。

現在では肌襦袢と裾よけ、両方の機能を合わせたワンピースタイプのものあります。

 

 

▲こちらは足袋(たび)です。

足袋は言うなれば靴下のようなものです。

足袋には、こはぜという金具が付いており、それを引っ掛けて履きます。

足袋が現在のような形になる前は、指先が割れておらず、こはぜではなく、紐で結んだ紐足袋が用いられていました。また、ほとんどが革製であったといわれています。

指先が割れる形になったのは室町時代、こはぜが用いられるようになったのは元禄時代といわれています。現在の足袋の素材は白のキャラコ(綿織物)が一般的です。

こはぜは3~4枚が一般的で、日本舞踊などの場合は5~6枚のものが用いられます。
半襟と足袋以外は着物を着た時には見えなくなってしまいます。

しかし、着物を着るためには必要不可欠なもの。必ず使う小物だからこそ、好きな色の伊達締めや、可愛い刺繍の入った腰紐など、ちょっぴりこだわってみると着物を着るのがより一層楽しくなるのではないかなと思います!
来週は着物を着た時に見える小物について!

来週であなたも小物マスターに?!

 

次回をご期待ください!
可愛い和装小物揃ってます!

 

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