でんでん日誌8「新潟の産地見学①」
越後の着物の産地で勉強です!
でんでん日誌8 今回は「新潟の産地見学①」
こんにちは大滝です。
先日、新潟県にある2つの着物工場を見学してきました。
その工場というのが、十日町市にある染物屋の「青柳」さんと、長岡市小国町にある織物屋の「くるまや工房」さんです!!
今日は青柳さんで学んだことををレポートします(*'д'*)
染物屋の青柳さんでは、「糊置き」「引き染め」「桶詰め」「桶染め」の工程を見学させていただきました。
糊置きとは、糊を布生地に乗せてその部分が染まらないようにすることです。
▲写真1 振袖の糊置き
▲写真2 糊置きの工場
写真1は振袖です。型友禅の1柄を構成する型紙枚数は約250枚~300枚で、色数は約30色でにもなるそうです。手作業で糊を置いています。
「布を貼り付ける板の枚数はおそらく日本一ですよ!」とおっしゃってました!
写真2のように、工場の広さにも驚きです(゚ω゚)
次は引き染めの工程の見学です。
……圧巻ですね……!
どこの柄に何色を乗せるのか、見本を見ながら丁寧に染めていきます。
地面には染料の入ったビニール袋がたくさん置いてありました。職人さんは「ピンと生地を張らないと色をうまく乗せられない」とおっしゃってました。
しかも、冷暖房をつけると色むらができてしまうので空調設備は年中使えないのだそうです!><
そして最後に見学したのは、桶詰めと桶染めの工程です。
桶詰めとは、針で布を留めて桶にキツく詰め込むことでその部分が染まらないようにする工程です。
桶染め前の重要な作業で、ここで針が緩んでいると桶の中に染液が入り込んでしまい、綺麗に染まらなくなるそうです。
手の込んだ手法であるため、江戸時代の奢侈禁止令以来、日本各地で行われていた桶染めの技法はほとんど失われてしまいました。
しかし、この青柳さんでは貴重な桶染めの技術が今でも受け継がれています!すごいことです!!
桶に布を詰め込み、その次は桶染めです。
90〜100度の染料に桶を入れて生地を染め、そのあと酢酸の液に浸すことで色を定着させます。
絞って桶の中に閉じ込められた布は染まらず、桶からはみ出ている部分が染められています。
染液はとても熱いため、手袋の中に水を入れて作業していました。桶も重いのでかなりの重労働です…。
ということで染め上がったところで、桶から出して見せてもらいました!。゚+.( °∀°)゚+.゚
画質が少々悪いですが、わかりますでしょうか。
色が染まったところと染まっていない部分の境目…色の淵が微かに「ギザギザ」しているのです!!
これが桶絞り染め、ならではの味なんだそうです。綺麗ですね〜✳︎
手間のかかった染物です!
全てが本当に素晴らしい技術でした。私は実際の工場を見学したのは初めてで、驚きましたしドキドキしました!工場での職人さんのことを思うと、お着物を着る際にふと感慨深くなります。貴重な体験ができてよかったです!(*ノv`)
下のURLは青柳さんのホームページです。ぜひチェックしてみてください!!
それでは大滝でした。
次は新潟産地見学の後半、織物屋の「くるまや工房」さんについてレポートします!
次回もお楽しみに〜!
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