3月催事のご案内「ちょっといい和」

2020年03月05日（木）

読了の目安時間：約 10分

京都から春が来る！モダンの老舗、「樹華屋」さん特集！

皆さん、こんにちは！

いつも、小いけのブログを最後までご覧くださいまして、ありがとうございます。

春も、もうそこまで来ていますね。足音は聞こえましたか？

今回は、3月の催事の案内状がとても素敵に仕上がりましたのでご紹介させて頂きます。

今回のご案内状は、「ちょっと楽しい和の情報誌」の形になっています。季節のお話や、耳寄り情報など、ちょっと手に取ってみたくなる冊子に仕上がりました。

▼表紙の部分からご紹介

冊子のタイトルは、「ちょっといい和」

余り固すぎず、ご覧になりやすい内容になっています。

今回の催事は、「春の誰が袖会」と題して、一昨年に特集をさせて頂いた、「樹華屋」（きはなや）さんです。素敵な名前ですね。

ずっと以前に、辻村ジュサブローさんがプロデュースした着物や帯を小いけでも取り扱いをさせて頂きました。独特の深い色合いにモダンでいて、且つ、懐かしげのある、不思議な着物と帯は20年以上たった今でも、まったく古びた感じがしません。むしろ、今でも先駆けている感覚すらします。

当時ご購入頂いたお客様は、今でもその着物や帯を大切にしていてくだっていますし、他のお手持ちの着物や帯同様、活用して下さっています。

今回特集させて頂く、「樹華屋」さんでは、当時の企画、制作、販売に携わっていたスタッフの方々が、その感性を更に独自に進化させた作品を、コツコツと作り、販売されています。

「何度見ても新しい。そんな着物あるの？」と言われるかもしれません。疑問に思われる方は、是非、一度ご覧になってみて下さい。百聞は一見に如かず。

酒田店内：3/6（木）・７（金）・８（土）

鶴岡店内：3/9（日）・10（月）・11（火）

表紙を飾っている、「花びらちらし」の着物は、もはやクラシックと言っても過言では無い程に、長い間、繰り返し繰り返し、生地や色を変えて作り続けられて来ました。

この着物だけでも、4枚も持っている方もいる位、飽きが来ず、汎用性があるのに、個性もある。そんな便利な着物です。

最高の生地を使い、表裏4回もの重ね染めを行い、最後の仕上げに花びらを描いて行きます。職人さん達の技術の結晶で生まるきものは、散策、会食、入学式、卒業式、結婚式、法事、パーティーと様々な場で活躍します。帯合わせも、不思議と幅広く重宝する着物です。

Beautiful　Harmony　～着る人を主役にするきもの～

「樹華屋」さんの着物は雑誌、映画でも多数起用されています。明治、大正の伝統模様をアレンジしたモダン柄、何度も手染めをすることで初めて表現できる深みのある色は、着る人とのビューティフルハーモニーを奏でます。

▼同時併催

「白根澤織物展」

酒田店内：3/6（木）・７（金）・８（土）

鶴岡店内：3/9（日）・10（月）・11（火）

山形県米沢市を代表する着物メーカーさんであられる、白根澤織物さんの特集もお見逃しなく。白根澤織物さんは、実は、米沢でも最も歴史ある織物メーカーさんです。

かつての皇后陛下もご購入されたとても由緒ある織元さんです。今回のナビゲーター役として、当代11代目となる番頭さんの堀さんが、白根澤織物さんの魅力を、米沢人らしい、実直なモノづくりの姿勢を語ってくれます。

春は花粉の季節

今の季節は花粉やインフルエンザウィルス等が気になる季節です。花粉症予防や、インフルエンザ予防に「滝イオン」がお勧めです。滝イオンから発生するマイナスイオンが空気中の汚れや花粉を無毒化してくれます。まるで、自然の滝つぼの前で大量のマイナスイオンを毎日浴びている。そんな感覚になります。しかも、毎日、いつでもです。朝の目覚めも良い事間違いありません。

▼樹華屋さんの説明会にて

素敵な小物ですね。大胆に感じる柄も、着てみるとしっくりと来ます。

▼極々伊勢型染め小紋

極鮫、極万筋等、伊勢型染めも細かさを追求して行くと、本当に果てし無いです。

写真の小紋は「極」の更に上を行く極々細密な伊勢型を使って染めた小紋です。しかも、型の長さはわずか10センチ程。その型を使って長さ12メートルの白生地を染めて行くのですから、気が遠くなる様な職人仕事です。よくよく見ると、花の中の差し色が入っています。この色をを入れる為に更に上から染めて行きます。この差し色が効いて、従来の伊勢型染とは一味違う小紋に染め上がっています。

▼しかも、裏を返すと白ではないのです。なぜなら、表に映る色を計算して裏からもう一度薄く色を掛けているからです。